レポ13

レポ13

ジュリー祭りin東京ドーム  2008年12月3日(水)


夢の時間


67tgjazukissa

始まる前に若いJ友さんから頂いた写真。
ザ・タイガースのボーカルJulieは、42年後もやっぱり、バンドのボーカルという姿勢を貫いていた。
そして、可憐で美しいGSのプリンスは、色っぽくて美しい還暦王子となり、空前絶後のボーカリストへと高まった。




この日の天気は上々だった。
飛行機で来たからそれを強く実感できたのは、美しい富士山を見た時。
富士山を西から南から東からと三方向からずっと見ることが出来た。遮る雲一つない。
朝陽に雪が白く輝いていた。
羽田空港についてもまだ富士山は見えた。
何度も飛行機に乗っているけど、こんなに富士山を見続けられたのは初めて。
天もJulieを祝福していた。


08123tokyodome2

青空の中の東京ドーム。
中に入っても明るくて驚いた。
これが3万人かと見渡す。
大阪では使われていなかった最上階も、人がびっしり入っている。


きっちり3時、まだ明るい中でライブは始まった。一部は昼のライブだった。
最初から声がよく出ていた。
大阪の声があまりにもよかったから、もうあれ以上はないのではないかと少し心配したが、東京はそれ以上だった。
私の心配など軽く吹き飛んだ。

白いJulieは、やっぱり神々しいくらいに綺麗だ。
今回は1階スタンドだったので、双眼鏡で見てもやっぱり小さいままなのに、それでもスクリーンだけでは物足りず、何度も双眼鏡で見た。
歌うポーズがいちいち美しい。一から十まですべてJulie。(当たり前)
大阪では早く脱いだ白いコートを、東京では長く着てくれて嬉しかった。ああいうコートがよく似合う。

一部はこんなにマニアックな曲が多かったっけ?
大阪では感じなかったのに、東京ではそう思った。
一般に近いファンには分からない曲が多かったろうな。
だけど、これでこそJulie。
一般の人が疎外感を持たないようにするなんて言っていたけど、Julieがやってきたことを魅せるならこうでなくてはね。
大阪よりあっという間に一部は終了した。
もうドームは暗くなり、やっと夜のライブになった。


トイレ事情が大阪より緊迫していて、私はトイレは行かないことにした。
右隣のJ友が、「大丈夫」と私をその気にさせた。
左隣のJ友さんは、手ぬぐいを広げて、どの曲でトイレに行こうか考えているのが可愛かった。
次の日に会ったJ友さんも、トイレに行くタイミングをどこにするか考えたらしい。
そのために犠牲になった曲たちよ、許してあげてね。トイレは切実。


二部のJulieは赤いJulie。
あるスポーツ新聞に、この赤白のJulie写真を並べて「まるで1人紅白」と書いてあった。私は大受けした。
08123hitorikohaku
そういえば、翌日のスポーツ新聞は全社が大きく取り上げていた。
そこに載った写真がどれも素敵なことに、私は驚いた。
本当にどの写真も素敵だった。
各新聞社のカメラマンをほめてあげたい。
しかし、それもあるけど、被写体のJulieがどう撮られても素敵だということではあるまいかと思い至る。
21世紀になってCDに写真が使われなくなり、今Julieの写真に飢えていた私だった。
が、60歳にしてこの魅力的な写真を見れば、写真に撮ることをいやがらないでと、Julieにお願いしたい。

あっ、今思いついた!
この「人間60年・ジュリー祭り」の写真集を作ってください!
DVDが出るから無理?
写真集というのはいいもの。
じっくり手にとって眺められる。
Julie、どうでしょうか?
一つお願いできませんか?
激しく見たい!


レポから逸脱してきた。
でも、はなからレポは書けないと諦めているので、このまま書き進めることにする。


私の席から、アリーナも向こうのスタンド席も広く見渡せた。スタンドもいいなと思った。

どうしてこうも綺麗なのだろう。
慣れたファンばかりではないはずなのに、ファンも一緒に動ける曲は壮観だった。見ていて気持ちいい。
もちろん手を挙げない人もいる。動きが違う人もいる。それはそれでいい。そろいすぎると不気味だ。
だけど、大部分の人は体を動かすことに快感を感じて、Julieの動きに連動する楽しさを味わっていた。
それが3万人の動きとなると壮観!Julieの快感たるやいかばかりか!
3万人の視線、動きはすべてJulie一人に注がれているのだもの。

ああ、「遠い夜明け」の歌がよみがえる。
そういえば、この曲は、大阪では花道の先端で歌わなかったっけ?
4本の光の線に囲まれて歌ったような気がする。とても感動した。
記憶力の悪い私なので自信はないが、もしかして出るのを忘れた?
一つ前の「朝に別れのほほえみを」で、台詞が実に心がこもっていると思ってじんとしたら、歌詞が飛んだ。
ひやりとした。それまでも間違いはいろいろあったけど飛びはしなかった。
このとき、神様に祈った。
もうすぐ終わります。クライマックスです。Julieに力をお与え下さい。

でも、スクリーンに映ったJulieの顔を見たら、どきどきするのは止んだ。
これくらいの失敗はあまりにも小さい。
そんなことは超越した清々しい微笑みだった。
あの笑顔を忘れない。
私なんかが何も心配しなくていいのだ。


最後の最後でやった関東一本締めのパンは、ドームに響き渡ってかっこよかった。


こうして、Julieと私たちの夢の時間は終わった。


もうJulieは夢から覚めて、現実を着実に歩んでいるだろうか。
Julieより遙かに未熟な私は、夢から覚めたくなくて、ふわふわとしている。
もう少しだけ、夢を見たままでいさせて下さい。


        記:2008.12.5