勝手にJulie祭りアルバム篇

2011年7月23日 (土)

涙色の空

2010年のJulieの4曲入りシングル。
ミニアルバムと呼ぶには曲数が少ないか。
ミニミニアルバムと言うことにして、私のオリジナルアルバムの旅はこれで終わる。
2011年の新しい曲まで行けないのが寂しいが、これも仕方がない。

私の車はずっと、「涙色の空」が繰り返し流れている。
だから、ほとんど毎日聴いているのだ。
不思議に飽きないのだけど、どうしてかしら。

感想は色々もう書いてきているから今更書くこともないけれど、ライブの想い出は、その頃の私の日常の哀しみと重なって、それもまた想い出なのだといつか懐かしく振り返ることができるだろう。

去年、私の心は涙色だった。

Julieの歌と日常が密接に結びついて、嬉しいことも哀しいことも想い出となる。
私がまさに望んだとおりだわ。

哀しかった2010年の最後に、金色の光が雲を裂いて射しこんだ。
新しい命の誕生。孫ができた。
あの時から、携帯の待ち受けは、JulieからBabyに。
Julieへの愛は増すばかりだけど、愛するものが増えたことはシアワセの極みだった。

「エメラルド・アイズ」も私に力をくれる曲だ。

♪哀しみのTEAR DROPS いだき 強くなるハートを エメラルド・アイズ♪

私は弱いからなかなか強いハートは持てないけれど、哀しみは私のハートを壊すのじゃなくて、強くもするのだと思うと力も出る。

きれいな前の2曲は、いつ聴いても癒される。

後ろの2曲は元気な曲なので、これはこれで本当に元気になれる。

82才の母が車で「まほろばの地球」を聴いたとき、♪MOTTAINAI はない?♪の繰り返しのところを喜んでいた。
もったいない精神を強く持つ世代だからね。

ライブで、♪2030年 僕たち生きているのかい♪とJulieが歌ったのは、Julie得意の変詞?
2030年、Julieは、82才。充分生きていると思うわ。
歌っているかどうかは微妙。
私は79才。Julieが歌っているのなら生きていたいし、孫が成人するのを見たいとも思う。

愛するものがいると、欲がふくらむのね。
元気でいなきゃ。

Julieが62才で、自分のことを♪俺たち老人♪と歌った「若者よ」。
そういう歌詞にしたから、これからずっとこの歌は歌っていけるね。
本当の老人になってもね。
今よりずっとずっとおじいさんになったJulieが、この歌を元気に歌う姿も生で見たいと思う。

2011年7月22日 (金)

JULIE WITH THE WILD ONES

久しぶりに「JULIE WITH THE WILD ONES」を聴こう。
でも、昨年のことなのだから久しぶりというのは違うんじゃない、自分。
確かに、2010年のことだった。
それなのに、今聴こうと思ったときに久しぶりと感じた。
なんだか昨年の気がしない。ずっと前の出来事みたいだ。

きっと、今年の出来事が強烈で、遠い出来事のように感じるのだわ。
ピーの復活は、ワンズを吹っ飛ばすくらいのインパクトがあるのだ。

Julieにしてみれば、2009年の裕也さん、2010年の加瀬さんへの恩返しがすんで、いよいよ大本命のザ・タイガースだった。

でも、そういうことは今はおいといて、今年になって初めて聴く「JULIE WITH THE WILD ONES」はやっぱりいい。
加瀬さんの渾身のプロデュースだもの。

だんだん去年の楽しかった想い出がよみがえってきたぞ。
もっとも、ライブは岡山1回きりだった。
来年の耒タルベキ素敵に備えようとしたのだ。
ワンズとなら1回で良いかななんて甘い考えだった。

でも、DVDが残ったからね。良かったと思う。

アルバムは、とても爽やか。良い感じだ。何年か後に聴くのも楽しみ。
しかし、もうライブで歌うことはないのかなあ。もったいない。
植田君や鳥塚さんがいないものなあ。
鉄人バンドが代わりをやってくれないかしら。
「熱愛台風」や「ハートにズキューン」はできそう。
ほとんどJulieのソロだし、演奏は鉄人バンドなのだから。

当然、「涙がこぼれちゃう」も「いつかの”熱視線ギャル”」もできるよ。歌って~
これで、私は吉田Qを知りました。

「Oh Sandy」がまた聴きたい。
植田君のところはどうしよう。
カズさんやってよ。それかGRACE、よろしく。
ダメかな…

加瀬さんのソロが懐かしい「僕達ほとんどいいんじゃあない」。
加瀬さん70才を迎えたのだよね。元気だわ。
Julieのことをいつも凄いと思うけど、まだ元気な先輩がいて、Julie嬉しいね。
加瀬さんに比べたらまだ若いのに、おじいさんになりたがるJulieがおもしろい。

Julieの歌声に比べたら気の毒かもしれないと思っていたが、鳥塚さんも植田君もなかなか素晴らしかった。
なんか、Julieにつられたかと思ったわ。

最後の「FRENDSHIP」もまた聴きたい。
でも、これは、Julieと加瀬さんとの友情の歌だから、もう歌わない気がする。
それこそ、加瀬さんが亡くなって、その追悼ライブの時くらいにしか聴けない気がする。
この作品を残したことが記念なのだよね。

それにしても、昨年のJulieはよく働いたわね。
ジュリワンのライブと重なるようにソロライブも例年通り行った。

あっ、もし今年「完全ザ・タイガース」が復活できていたら、Julieはソロをどうしようと思っていたのかしら。

今年の初め、J友さんと二人で密かにJulieのスケジュールを想像した。
秋からザ・タイガースで、5月6月7月にソロをやって、そこでタイガースの宣伝をすると。

大いに違っていたが、案外想像は合っていたりしてとも思う。

2011年7月21日 (木)

Pleasure Pleasure

2009年はアルバムは作らなかったが、Julieの言葉によれば「満タンシングル」を発表した。
Julieはシングルと言うけれど、実質、ミニアルバムだよね。
6曲だったが、新しい曲を聴けて嬉しかった。

このアルバムの嬉しいところは、作詞も作曲も演奏も鉄人バンドというところ。
正確には、白井良明さんが作曲を1つとアレンジを担当し、安珠さんが詞を1曲提供し、コーラスはいつもの伊豆田洋之さんが担当している。

演奏が鉄人バンドというのは嬉しかったわ。
この時には、「鉄人バンド」という言葉はもう存在していた。
Julieがそう呼んでいると言ったときから。
そして、バックに目なんていってなかった私が、バックの演奏に注目し始めた。
画期的だわ。
それくらい、2008年のドーム公演は大きかった。
「わたしたち」とJulieは言って挨拶をしたのだもの。
Julieは孤独なボーカルではない。
「Julie with 鉄人バンド」なのがとても嬉しい。

さて、そういう「Pleasure Pleasure」だが、ライブのこともまだまだ覚えている。
楽しかった。とても。
こういうとき、レポを書いていて良かったと思う。
読めばありありと思い出せるのだもの。

1曲目「Pleasure Pleasure」は、GRACEに作詞で、作曲は白井さん。
今の、これからの、JulieとJulieを取り巻く人々の気持ちを歌っているようだった。
ハッピーだった。今もね。

2曲目「Smash the Rock」は、カズさんの作曲。
Julieがかっこよくて嬉しくなっちゃった。

3曲目「僕は歌うよ」。安珠さんの作詞。GRACEが優しい曲を作った。
この曲名は嬉しかった。
安珠さん、ドームへ行ったのだなと思う。
Julieが挨拶で言った「夢」というキーワードで詞を作っている。
♪僕は歌うよ あなたのために♪
こういうフレーズをJulieに歌わせるなんてにくいわ~
Julieが私らのために歌ってくれると、私は素直に喜んだもの。

4曲目「BANBINO EXCUSE」、Julieの作詞作曲。
理屈抜きでライブでは楽しめた。

5曲目「NAPOLITAIN」。
社会風刺の効いた歌詞。もちろんJulie作詞。下山さんの作曲。

6曲目「緑色のkiss kiss kiss」は、Julieの作詞、泰輝さんの作曲。
先日の「ビバリー昼ズ」でも、「トークショー」でもこの曲をJulieは流した。
東日本大震災を経験して、いっそうこの歌の願いが重みをもって感じられる。

これでちょうど50枚目。
あとオリジナルアルバムは、ジュリワンの「JULIE WITH THE WILD ONES」だけとなった。
でも、「涙色の空」までは行きたいと思う。

2011年7月20日 (水)

ROCK'N ROLL MARCH

とうとう2008年になってしまった。
2008年は、特別な年だ。
きっとJulieもファンも、この年にかける気持ちは特別だった。
Julieが粛々と果敢に挑むドーム公演に、私らはそれぞれがそれぞれの形でJulieを応援した。
Julieはいっさいファンをあてにしていなかったけれど、それはいいのだ。
ファンは勝手にしたいことをしたのだから。
これがJulieとファンの関係だよね。
私がしたことと言えば、Julieが好きな酒絶ちをしたと聞いて、それなら私もとコーヒー絶ちをしたことくらいだけど、行ける限り行こうと、ライブの参加回数は過去最高だった。

このアルバムには数限りなく想い出が詰まっている。

1曲目の「ROCK'N ROLL MARCH」が始まると、血が踊り肉が騒ぐといった感覚になる。
2008年のライブ「還暦だぞ!ROCK'N ROLL MARCH」では、本編の最後に、2009年・2010年のライブでは、2年連続1曲目で歌われた記憶がまだ新鮮ほやほやなのだ。

作詞はGRACEとJulieは変わらないが、また安珠さんが独特な色彩を放つ詞を提供している。
「風に押されぼくは」は、Julieの歌唱もいっそう艶やかだ。
前作同様2曲目の配置だ。

もう一人珍しい人の名が。岸部一徳。サリー
サリーが大好きなのは、きっとJulieファンの共通だと思うけど、Julieがサリーを好いているから私らも好きになるよね。
「Long Good-by」は前から存在を知っていたけど、とうとうJulieが歌ってくれたのが嬉しかった。
これがピーとの再会のきっかけになるなんて、サリーもタローもJulieも嬉しいだろうなあ。
3番をJulieに書かせたサリーとタローの判断は、今となっては英断と言わざるをえない。

作曲は、よく見れば、全曲違うんだ。
また今頃気付いた。

「耒タルベキ素敵」のように、総まとめの意味合いがあるアルバムなんだ、やっぱり。
還暦を迎えるJulieが、ある意味最後のアルバムと意を決して作ったのだろうか。
白井良明・吉田光・八島順一というおなじみの作曲家と、加瀬さん・大野さん・タローという旧い仲間と、鉄人バンド。
もう一人、宮川泰さんの息子彬良さんが作曲している。
全11曲は、どの曲も好きだ。

特筆すべきは、「我が窮状」。
九条を窮状に置き換えて、還暦にもなれば、言いたいことを言ってしまってもいいのだというJulieの心意気が感じられる。
Julieはそもそも慎重で考え深い人なので、思いを声高に言うことはなかった。
そういう人が、ここまではっきり歌うと言うところに揺るぎない強さを感じる。
誰がどう言おうと、Julieは九条を守りたいと考えているということだ。

シングルの「我が窮状」は、混声合唱団と一緒に歌っていてとても素晴らしい。

「神々たちよ護れ」を私たちが初めて聴いた頃、あの秋葉原の無差別殺傷事件が起こった。
Julieが感じているとおりのことが現実に起こったと思った。
Julieの感性のアンテナは、相変わらず鋭かった。

「護る」という言葉が2曲使われている。
もう1曲は、11曲目の「護られている I love you」。
こんなに美しく温かく死生観を歌えるなんて、生きながらにJulieはもう救われているのだろうかと思う。

Julieの繊細だけど鋭く揺るぎない感性から生まれる歌を、これからも生み出して欲しい。

2011年7月19日 (火)

生きてたらシアワセ

ああ、もう2007年だ。
この年の春、仕事を辞めたから、私は未だかつてないくらいJulieに没頭できた。
収入はなくなったが、時間がある。
親も元気だったし、子もお金がかからなくなっていたし、私もまだ若いし(若いと言えるかどうかはおいといて)。

この年のアルバムはあまりにストレートなタイトル。
「生きてたらシアワセ」だなんて。
と思ったが、これが時間がたつほどにじんわり心に染みてくる。

大阪のライブの時だ。
会場へ入るとき、全然知らない人が話しかけてきた。
初めてJulieのライブに来たみたいで、何か話したかったのだろう。
「『生きてて良かった』というライブをするというのを知って、ジュリーに幸せをもらおうと思ってきた」と言われた。
若干タイトルは間違っていたが、タイトルに惹かれて来る人もいるのだと知った。

歌詞カードを見ていると、白井良明さんの所にこう書かれてあることに気付いた。
Arrangement,Programing and Guitars

しまだまさのり(ローマ字表記で漢字が分からない)さんという方の所には、
Prigraming and Keyboards

↑これはミスプリントだろう。Programingだ。で、Programingって?

検索したら、「Programming」のことかと訊かれた。またミスだ。
要するにプログラミングだ。

今頃だけど、当時、このアルバムは打ち込みだと言っている人がいたが、意味がよく分からなくて読み流していた。
つまり、本当の楽器は、白井さんのギター複数と、しまださんのキーボード複数だけで、あとの楽器は機械で作っているという訳ね。

それで音がどうのこうのと言うことは、私にはいっさい言えない。
だから気にしないで聴こう。

それなら初めから書かなければいいのに。
だって、今ごろ気付いたんだもの。
ドラムやベースの名前がないって。

しかし、機械って凄い進歩しているのね。
そのうち、声だって機械で作られたりして。
おお、イヤだ。それだけはイヤだ。

このアルバムに親しみを感じるのは、作曲陣に、鉄人バンドのメンバー全員いることだ。
この時は「鉄人バンド」という名前はなかったけど。
タイキさんと下山さんは前から作曲していたけど、ここで、GRACEと柴山さんの作った曲が登場したのが嬉しい。

作詞は1曲以外、JulieとGRACEで済ませている。
つまり、どんどんバンドのアルバムに近づいているわけだ。

ただ一人、新しい女性の作詞家が登場。
作詞家ではなく、元モデル、写真家、作家という経歴の安珠さん。
「そっとくちづけを」がその作品。
このタイトルだけで、私らは色めき立った。
なんてロマンチックなタイトル…
曲も素敵だった。作曲はタイキさん。おっと、泰輝と表記してあるのだから正しく書かねば。

美しい情景が浮かびあがる素敵な詞だった。
私は短いお話を作った。
J友さんは綺麗な紫の蝶のブローチを作った。
Cany2pu9

なんだか、想い出が多すぎて書き切れない気がしてきた。
想い出がたくさん持てること。
Julieに帰ってきたとき、私が一番に望んだことだ。
それが叶っている。シアワセだ。

昨日のピーの後援会の様子が伝わってきた。
ピーとの新しい想い出を持つことができたシアワセをかみしめておられる人も多いだろう。

ビバリー昼ズの時、Julieはピーのことを中心に話した。
その時に私は感じ取った。
秋からのライブは、ピー復活のお祝いライブだと。
タイガースと言えないのなら、ピーの復活こそが一緒にやる意義だ。
私感だけど。
何にしても「生きてたらシアワセ」なのだ。

繰り返し「生きてたらシアワセ」を聴いていると、シアワセなたくさんの想い出をありがとうとJulieに言いたい気がしてきた。

2011年7月18日 (月)

俺たち最高

なでしこジャパン、世界一おめでとう
「やまとなでしこ最高」

さて、今日は、2006年の「俺たち最高」。
だんだん今に近づいている。と言っても、もう5年前だけど。

サイコウをサイコロに引っ掛けたらしいサイコロ型のCDケース。
こんなに分かりやすいこともするJulieだ。

このアルバムがまたいい。

毎回、作詞と作曲に新しい人を持ってくるプロデューサーのJulieだが、今回は、作詞に三木さつきさん、作曲にミッキー吉野だ。
後はおなじみの面々。
Julieの作詞が6曲、作曲が3曲。
覚さんがここから後登場しなくなった。
代わりにJulieの作詞が増えたようだ。
覚さんの詞は素晴らしいが、Julieの詞はそれ以上に私にとっては大事なものなので、まあ仕方ないかなという感じでとらえている。

一昨日書いたことで、一つ勘違いがあった事に気づいた。
それは、「C&H」ライブの「感情ドライブ」で興奮したところ。
どうやらその記憶は、「俺たち最高の」の「Caress」の事だった。
今、歌詞カードを見て気づいた。
ライブの後半で歌われた記憶があるのに、調べたら、「感情ドライブ」は前半の早いところで歌われている。
どっちにしても、エロい曲なのだけど、興奮した記憶は「Caress」だった。
「Caress」は曲が粘っこいので、ライブではエロ度が増すのだ。
つまり私の興奮度は、Caress>感情ドライブ>オーガニック オーガスム
ということね。
くどくど説明してしまった。ああ、やれやれ。

Julieの作詞では、「桜舞う」と「遠い夏」が素晴らしい。

「桜舞う」を聴いてから、春、桜の季節になると、この曲が脳裏に浮かぶようになった。
きっとこれから毎年、「桜舞う」を聴きながら、これから幾度桜の美しさを愛でることができるか考えることだろう。

「遠い夏」は、郷愁を誘う。
けんじ君が家族と暮らしていた、ささやかで幸せな遠い夏が眼に浮かぶようだ。
Julieの才能は摩訶不思議。
しかも作曲もJulieだ。
Julieの作詞作曲の中でも、一二を争う名曲だと思う。

「勇気凛々」も好きだ。
本当に勇気凛々になる気がする。
一つ一つの言葉が、いい具合に力の抜けた人生訓みたいで日々是勉強。
さらりとした曲だが奥は深いよ。

「涙の happy new year」は、また私にはよく解らない詞でこまっちゃう。
でも、Julieの声が近くて吸う息まで聞こえてくる。
だからよく解らなくても良いの。あの切ない声を聴ければ。
要するに、離れて新年を迎えたことが切なくてたまらない、もの凄く相思相愛の二人なのだね。

この2006年のライブは、私には忘れられないライブになった。
というのは、神戸ライブの帰りの新幹線で、私は仕事をやめようと決意したからだ。

MCで、Julieが寂しげに見えたのだ。
いつまで歌えるかわからないというようなことを言って、私はとても不安になった。
それと仕事をやめることがつながるのが不思議だが、でも、その時私は、♪君がこんな大変なときに 私は仕事なんかしていられない♪の気分になったのだ。
要は、Julieを仕事やめるきっかけにしただけのことだが、決心したときは大真面目だった。

Julieを追い続けていると、こういう思い出が積み重なるのが嬉しい。

2006年の3月2日、久世さんが亡くなった。
翌年の阿久さんの死といい、2008年を前にJulieにとって大切な人が続けて亡くなった。
宮川さんもこの年の3月だった。
そういう事がきっかけというわけでもないのだが、この頃から、かすかにJulieに世間の光があたり始めたような気がする。
Julieを愛した人たちは、死後もJulieを護ってくれているように感じていた。
私も、塵のように微々たるものでも、Julieを護る言の葉を綴りたいと願っていた。
言霊ということを信じていたので、Julieに仇なす様な言葉は絶対に使いたくなかった。
そんな気分で、サイトを運営していた。
これももう思い出になったかな。

2011年7月17日 (日)

greenboy

2005年のアルバムは、「greenboy」。
CDケースは、何のつながりもなく6Pチーズならぬ10Pチーズ形。
全体的にロックしていてカッコイイアルバムだ。

私は、中でも、「greenboy」という曲にどうしようもなく惹かれる。
Julieが、自分自身をクールな目で見つめている姿が浮かぶのだ。
そこには激しい感情はかけらもなく、淡々と、自分の過去と未来を描いて見せる。
若い頃から、Julieには、どこかここに居ながらここには居ないような不思議な雰囲気が感じられた。
掴みきれない透明なJulieだ。
そういうJulieをこの曲でまた感じた。
私は、切なくて愛しくてたまらなくなるのだ。
Julieに魅せられた人間がここに一人、どうすることもできず身悶えしている。
「greenboy」は、私にとってそういう感じの曲だ。

このアルバムにはもう一つ、驚きの曲がある。
「MENOPAUSE」だ。
最初は戸惑った人が多かったみたいだ。なにせ、更年期の歌だ。
私も50になった頃に心あたりがある。
仕事大好き人間だったのに、やる気が出ないのだ。
自分で驚いたが、きっと、更年期のせいだったと思う。
しかし、女性ならともかく、男性のJulieがこれを歌うところに凄さがある。
しかも自分の体験をもとにしている。
きっと、今までもこれからも居ないのではないかしら。
ロックでメノポーズを歌う人なんて。
Julieは只者ではないと分かる。
自分をどこか俯瞰して見るJulieだから書ける詞だと思う。

そういうJulieは、「Snow Blind」のような切ない愛の歌が書ける人でもある。
Julieの書く詞は、私には謎解きパズルのようだ。
Julieは詞に心を晒してくれているが、私には謎が解けない。
Julieを掴みきれない。
きっとこのまま行くのだろうな。

このアルバムで、Julieは作曲はせず、作詞を5曲している。
「greenboy」「atom power」「Snow Blind」「MENOPAUSE」「君の笑顔が最高」
そこには5人のJulieがいるみたいだ。
♪降り積もるよ君の謎が 愛のように雪のように♪

2011年7月16日 (土)

CROQUEMADAME&HOTCAKES

昨日、収納に困って奥の方に納めていた変則的CDケースを全部出して見た。
歌詞カードが見たいからだ。
すると、なんとクロックマダムとホットケーキの開け方がわからない。
無理矢理こじ開けた後で、ひねることがわかった。
これ、買った当時も同じことをしたわ。
それで、ホットケーキの方を開けてみてびっくり。
一度も聴いたことがないシングルCDに白いカビのような汚れがあるではないか!ガ~ン。
聴かなくてもこれはイヤだ。
調べたら、CDは洗えるとわかった。
そっと洗って汚れを落として、また納めた。聴かないまま。

その後、Julieグッズでいっぱいの部屋はさらにぐちゃぐちゃになり、整理整頓の下手な私はお手あげ状態。
そのまま、田舎の方へ帰った。
その時、私が死んだら、こんなにJulieグッズがいっぱいで家族が困るだろうなと思った。

さて、それは考えないで、「C&H」を聴こうではないか。
「明日は晴れる」は平凡なタイトルだなんて生意気に思ったら、次の年は、もの凄くユニークなタイトルのアルバムだった。
クロックマダムって何?の私。
トーストに目玉焼きがのっている軽食と初めて知った。
J友さんに連れられて初めて食べた。おいしかったわ。

クロックマダムの形の中にアルバムが、ホットケーキの形の中にシングルが入っているという、奇想天外なCDケース。この時から、シングルCDが同じ大きさになった。
食べられませんという注意書きまでついている。
そこに回してはずように書いてあるのだが、それに気付かず、二度目も無理矢理こじ開けた。

そして、アルバムのタイトルが「CROQUEMADAME&HOTCAKES」
面倒くさくて、「C&H」と略す。
Julie、どういう意味でしょうか

アルバムの曲のことを書く前に、こういうことが話題になってしまう程、これにはびっくりした。
そうそう、大阪のJ友さんと初めて会うとき、目印にJ友さんが持っていたのがこのケースだった。
「絶対すぐにJulieファンだとわかるから」と言って。確かにすぐに分かった。

さて、肝心の曲だ。
それが、こんな前置きなど書くなと言いたいくらい素晴らしいアルバムだった。
このアルバムを聴いたとき、Julieの声の艶やかさが復活したと思って嬉しかったし、曲がハイセンスで哀愁もあり、新鮮な食材の高級フルコースを頂いているような感じがした。(喩えが変だが)

1曲目の「オーガニック オーガスム」はどうよ、どうよ素晴らしい興奮してしまう
こういう色っぽい曲を待っていた。
覚さん、汲めども尽きぬ言葉の泉をお持ちだ。白井さんの曲もナイス。
Julieは言う事ありませぬ。ス・テ・キ

これをアルバムのタイトルにしても良かった。
その時には、CDケースが問題。世界樹をCDケースにするわけにはいかない。
ま、まさか、始めにCDケースのあの形体ありきだったのだろうか。
私ごときが考えてもわからぬのがJulieなのだ。考えまい。

2曲目の「whisper」もなんて素敵な曲。
作曲は八島順一さん。
八島さん、目立たないみたいで、実はいい曲をいろいろJulieに提供している。
Julieの声がいいのよ~
2009年の「きめてやる今夜」で歌ったときに、くるくるまわったJulieが忘れられない。

3曲目は「カリスマ」
これがアルバムタイトルでもいいな。でもよくありそうな感じもする。
さっきから、「CROQUEMADAME&HOTCAKES」に代わるタイトルを考えている。(考えまいと言ったのに)
これはライブで1曲目だった。かっこ良かったわ~
この曲も大好き。
1~3曲目まで全部覚さんだ。素晴らしいよね。
作曲は土屋昌巳。
このアルバムの目玉かなと思う。いい曲を作ってくれました。

4曲目が、「届かない花々」。
素晴らしい曲ばかりの中から、Julieがドームで歌ったのはこれだった。
これが一番歌いたい歌なのだ。
もちろん素晴らしい歌だ。
でも、私らがいまだに求める色っぽさやかっこ良さからは一番遠い。
これをアルバムタイトルにしたら、花の形のCDケースにできたよ、Julie。(っていつまで考えてるのだ)

5曲目はJulie作詞作曲の「しあわせの悲しみ」。
ごめんなさい、Julie。
イマイチ、Julieの言いたいことが理解出来ないの。
理解しようとしちゃダメさ~

次。「G」
Gって、重力のことかな。
覚さんの詞は奥が深いな。

♪からだでこの世に つながれてる 僕はいったい 誰なんだろう
 こころだけなら どこにも行ける 迷うことさえ おそれ おそれなければ♪

「夢の日常」
これを聴いた頃、
♪笑い合える夢の日常 笑い合えない非情 愛だけで生きていけるなんて信じてたよ♪
ここが口から自然に出て歌っていた。
心に残る歌だった。
普通の日常こそ夢のように有り難いものなんだと教えられた。

8曲目、「感情ドライブ」。
ストレートにエロい曲、きたーと喜んだ記憶が。
ライブで聴いたときには、「オーガニック オーガスム」より、こちらが色っぽかった。
ライブで興奮した自分を覚えている。

9曲目、「彼方の空へ」。
このJulieの作曲が素晴らしいと思う。
スコーンと突き抜けたような曲で死別を表現している。
お別れは、こんなふうに明るく逝きたいと思う。

10曲目、「PinpointでLove」。
近頃の私、あどけない爪でありのまま眉なんだけど。
それ以外は該当しません。

2011年7月15日 (金)

明日は晴れる

ああ、困った。

田舎へ帰るときに歌詞カードを持って帰って、それを見ながら聴いて記事を書いている。
今日帰る時、はたと困った。
歌詞カードが大きすぎる。
仕方がない。このまま持って行こうと思ったら、歌詞カードだけ抜くことができることに気がついた。CDを別に納めていけばいい。
あわてん坊めっ。
それでも大きいし、少々面倒くさい。
お陰で字も大きいのは助かるが。

2003年も忘れられない年だった。
広島公演がなかった!
この年から2008年までの5年間なかった。
広島に来ないのなら私が行こうと遠征を始めた。

この年の終わりにこういう「ひとりごと」を書いた。

今年のJulie Life ベスト10!
第1位 渋公デビュー。
第2位 音楽劇「さあ、殺せ!」2日連続観る。初日1列目、目の前にJulie!
第3位 高校時代の友人と再会したら、いきなり、Julieファンに復活。いっしょに神戸のコンサートへ。
第4位 あこがれの京都のコンサートへ。Julieのお父さん、89歳のお誕生日、おめでとうございます。
第5位 福岡のコンサートへ。
第6位 帝国ホテル大阪でのトークショーへ。帝国ホテルに泊まる。
第7位 オークションで「水の皮膚」を落札。念願のものを手に入れて感激。
第8位 タイガースの映画3本、全て観る。高校時代の無念がやっと晴れる。
第9位 出張で京都へ。Julieゆかりの地を歩く。加藤順漬物店を見つけおみやげを買った。
第10位 レコードプレーヤーを手に入れる。古いレコードをやっと聴くことができた。


東京・神戸・京都・福岡へ遠征している。全て初めての所だ。全て娘が付き添いだ。
このライブは3回観ることが出来たし、遠征ということが初めてだったから、どれも印象的に記憶している。

Julieがとっても元気だった。
「睡蓮」でインディアンスタイルのJulieが走って登場した。目に浮かぶ。
曲名は美しいが、詞も曲も元気いっぱいだ。
Julieは気にいっているんだね。ドームでも歌われた。

この年は、タイガースが優勝した年で、「Rock 黄 Wind」のときだけ私もにわかファンになって、阪神のうちわを振り回した。
楽しかった。

アルバムも元気だ。
音も大きい。
このアルバムの特徴は、この「Rock 黄 Wind」と、作詞に伊集院静さんの名があることだ。
久しぶりの男性だが、作詞家ではないので、全然違和感はない。
素敵な詞だと思う。
特に「夢見る時間が過ぎたら」は、Julieへの応援の気持ちを込めたメッセージだと感じる。

作曲に上久保純さんがいるのも初だ。
広島の友だちなんだって。へえ~、なんだかとても嬉しい。
きれいな曲を作るんだね。
「Silence Love」と「100倍の愛しさ」はどちらも大好きな曲だ。
作詞はGRACEとJulieだが、どちらもファンに向けて語っているような詞で、しんみりと嬉しかった。

特に「100倍の愛しさ」は、当時も今もとても好きだ。
最後のこのフレーズなんて、Julieへの愛しさでいっぱいになる。
♪夕陽は僕の眼をかすめ 朱色の空に羽ばたく
 夕顔 濡れた狭間ではかなくても 明日を生きようと♪

アルバムの1曲目、アルバムタイトルでもある「明日は晴れる」が最後になってしまった。
これは、初め、「青空と金星と三日月」というタイトルだった。
澤會のHPにこう出たのだ。
私は、幻想的で哲学的なタイトルが気に入った。
でも、次の日には、「明日は晴れる」に変わっていた。
ちょっとがっかりした。
「明日は晴れる」もいいが、少し平凡かなと思って。生意気だった。

2011年7月14日 (木)

忘却の天才

発売を首を長くして待ったのは、いつ以来だろうか。
澤會で予約して買った初アルバム。2002年の「忘却の天才」。

2001年から大復活したといってもいいが、2002年はもうどうにも止まらない状態になった。
毎日Julieのことを考えていた。
そんな私を見て、娘が、「お母さん、書けば」と言ったので、レポート用紙に「ひとりごと」を始めた。
毎日Julieのことを書いた。
そのうちにタイトルを考えて、「月光ライブ~星のかけらのひとりごと~」と付けた。
それが今でも続いているというわけだ。

そういう待ちに待ったアルバムへの思い入れは、非常に強い。
この年から変則的な形のアルバムになって、最初はブック形だった。
これは、東芝から離れて、ジュリーレーベル(インディーズ)になったからできたことなんだよね。
こうして、自主独立の動きを完成させていくJulieだった。

1曲目の「忘却の天才」。
ドンドコ遠くから聞こえ始める音に、ワクワクして今でも聴く。
浮かれポンチみたいなこの曲が大好きだった。
こういうのもJulieらしさだと思って。
シングル曲でもあったので、ヒットすることを夢見た。
そういうことをまだ夢見ていたのだ。
シングルCDはこの時はまだ小さかった。
紅茶缶にコースターと共に入っている。

Julieが積極的に平和をテーマにした歌を歌い始めたのもこのアルバムからだと思う。
タイガース時代を別にして。
このアルバムには、「1989」や「糸車のレチタティーボ」のように、はっきり平和を歌う曲がある。

「糸車のレチタティーボ」といえば、この年の正月ライブのタイトルがこれで、録画撮りのとき、Julieは声があの声が最後まで出なかったという大ショックな事件があった。
参加して実際を聴いているわけではないが。
ビデオは修正してあるみたいだけど、あの頃、ネット上は大騒ぎだったと記憶している。
曰く、Julieの喉はもうダメだと。
大バッシングだった。
太ったことと合わせて、あなた本当にファンですかと私には信じられないJulieたたきの有様だった。

確かに、3曲目の「砂丘でダイヤ」を聴くと、かすれた声がそういう歌い方なのかもしれないが、少し辛そうに聞こえる。
あの頃のJulieは、体調の変化があったときかもしれないと思う。

とにかく、ネット上には、Julieが大好きな人ばかりではないことを知った。
Julieが大好きな人もいっぱいいて嬉しかったけど。

大人しめの前作と違って、このアルバムはバラエティに富んでいて聴くのが楽しかった。
「感じすぎビンビン」みたいにエロビーム発射の曲もあるし。
Julieの色気にやられちゃってる私らは、こういうエロい曲は大好物だよね。(だよねって誰に同意を求めているのだ)

でも、私が一番好きだったのは「不死鳥の調べ」だ。
「Espresso Cappuccino」も面白くて好きだ。
ここに「眉間の皺」と言う言葉が出てくるが、「感じすぎビンビン」でも使われている。
Julieの中でブームだった言葉かしらと思う。

今だと、一番は「砂丘でダイヤ」かもしれない。当時から好きではあったが。
覚さんの詞にまた脱帽する。
またしても、JulieがJulieの言葉で自分自身を語っているようだ。

♪ひとつダメな時は 何もかもがすべる
 でも 死んでない それが謎だね♪
♪今 死んでない それでいいんだ♪
♪今 死んでない それがすべてさ♪

この言葉はJulieの気持ちだ。Julieの気持ちが言葉になっている。
覚さんは、それを上手に汲み取って、覚さんの言葉に換えて表現しているのだね。
覚さんを作詞者に迎えて大成功。

曲もいい。Julieの作曲。冴えてる~

11曲ある中で、Julie作詞が6曲、作曲も6曲。
いよいよ自分のやりたいようにやり始めたのだねと思う。

11曲目は、「つづくシアワセ」。
CMソングだったが、CMは歌詞を少し変えて「つづく幸せ」と表記されている。
アルバムの中から、ドームで歌われたのはこれだった。
Julieの中に幾つかの変わらぬテーマがあると思うのだが、その一つは「シアワセ」だ。
幸せになりたいと若い頃から素直に言っていた。
何が幸せなのか、どうすれば自分もみんなも幸せになれるのか、いつもJulieは考えているような気がする。

「忘却の天才」のライブへはもちろん行った。
そして、私にとって特筆すべきことは、ライブは楽しい!サイコー!と、初めて感じたことだ。
本当に初めて。なんておくてなの!
とにかく楽しくてたまらなかった。
Julieサイコー!と思いながら、ニコニコと会場を後にしたことを覚えている。
ああ、それなのに、次の年から5年間、広島公演はなかったのだ。