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2014年10月 9日 (木)

南相馬へ向かう時

南相馬へは、東北道を二本松で下りて、阿武隈山地を横断するルートで向かった。
Julieは新幹線で福島市へ行き、そこから南相馬へ向かったということだ。

途中、川俣町あたりから、除染作業中という旗が立てられ、作業されているのが見られ始めた。
「あっ!除染作業!」と目を見張った。
現実の厳しさを初めて目の当たりにした驚きだった。

私が走ったのは川俣町あたりから県道12号線だったが、除染作業はずっと続いていた。

飯舘村に入るとそれは更に増え、いたるところに、大きな黒い袋が置かれていた。
集積場のような所もいくつも見た。
黒い大きな袋は整然と並べられ、更にシートが被せられていた。

気の遠くなるような作業だと思った。
黙々と作業をされている方々の苦労を思ったが、それ以上に、胸に詰まるのは、飯舘村で道すがら住人の方を一人も見なかったことだった。
南相馬のホテルの方が、「夜あの道を通ると、真っ暗で怖いです」と言われたので、私がたまたま目にしなかったのではなくて、本当に住んでおられないのだと改めて知った。

除染作業を進めるということは、将来そこに戻って住むためだが、それはいつのことなのだろう。
降り注いだ放射性物質をあの自然からすべて取り除く作業なんて出来るのだろうかと思った。
子どもらが、山や川で安全に自由に遊ぶことが出来るほどの除染は可能なのかと思って胸が詰まった。

Julieはどの道を行ったのか分からないが、きっと、除染作業やたくさんの黒い袋を見ただろう。

ライブのMCは、いつもより自由度が少なかったと感じた。
十分面白くてみんなよく笑っていたけれど、Julieは、もっとみんなを笑わせる話術を持っている。
自由にはっちゃけるのをセーブするものが、きっと心にあったのだと思った。

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