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2011年7月14日 (木)

忘却の天才

発売を首を長くして待ったのは、いつ以来だろうか。
澤會で予約して買った初アルバム。2002年の「忘却の天才」。

2001年から大復活したといってもいいが、2002年はもうどうにも止まらない状態になった。
毎日Julieのことを考えていた。
そんな私を見て、娘が、「お母さん、書けば」と言ったので、レポート用紙に「ひとりごと」を始めた。
毎日Julieのことを書いた。
そのうちにタイトルを考えて、「月光ライブ~星のかけらのひとりごと~」と付けた。
それが今でも続いているというわけだ。

そういう待ちに待ったアルバムへの思い入れは、非常に強い。
この年から変則的な形のアルバムになって、最初はブック形だった。
これは、東芝から離れて、ジュリーレーベル(インディーズ)になったからできたことなんだよね。
こうして、自主独立の動きを完成させていくJulieだった。

1曲目の「忘却の天才」。
ドンドコ遠くから聞こえ始める音に、ワクワクして今でも聴く。
浮かれポンチみたいなこの曲が大好きだった。
こういうのもJulieらしさだと思って。
シングル曲でもあったので、ヒットすることを夢見た。
そういうことをまだ夢見ていたのだ。
シングルCDはこの時はまだ小さかった。
紅茶缶にコースターと共に入っている。

Julieが積極的に平和をテーマにした歌を歌い始めたのもこのアルバムからだと思う。
タイガース時代を別にして。
このアルバムには、「1989」や「糸車のレチタティーボ」のように、はっきり平和を歌う曲がある。

「糸車のレチタティーボ」といえば、この年の正月ライブのタイトルがこれで、録画撮りのとき、Julieは声があの声が最後まで出なかったという大ショックな事件があった。
参加して実際を聴いているわけではないが。
ビデオは修正してあるみたいだけど、あの頃、ネット上は大騒ぎだったと記憶している。
曰く、Julieの喉はもうダメだと。
大バッシングだった。
太ったことと合わせて、あなた本当にファンですかと私には信じられないJulieたたきの有様だった。

確かに、3曲目の「砂丘でダイヤ」を聴くと、かすれた声がそういう歌い方なのかもしれないが、少し辛そうに聞こえる。
あの頃のJulieは、体調の変化があったときかもしれないと思う。

とにかく、ネット上には、Julieが大好きな人ばかりではないことを知った。
Julieが大好きな人もいっぱいいて嬉しかったけど。

大人しめの前作と違って、このアルバムはバラエティに富んでいて聴くのが楽しかった。
「感じすぎビンビン」みたいにエロビーム発射の曲もあるし。
Julieの色気にやられちゃってる私らは、こういうエロい曲は大好物だよね。(だよねって誰に同意を求めているのだ)

でも、私が一番好きだったのは「不死鳥の調べ」だ。
「Espresso Cappuccino」も面白くて好きだ。
ここに「眉間の皺」と言う言葉が出てくるが、「感じすぎビンビン」でも使われている。
Julieの中でブームだった言葉かしらと思う。

今だと、一番は「砂丘でダイヤ」かもしれない。当時から好きではあったが。
覚さんの詞にまた脱帽する。
またしても、JulieがJulieの言葉で自分自身を語っているようだ。

♪ひとつダメな時は 何もかもがすべる
 でも 死んでない それが謎だね♪
♪今 死んでない それでいいんだ♪
♪今 死んでない それがすべてさ♪

この言葉はJulieの気持ちだ。Julieの気持ちが言葉になっている。
覚さんは、それを上手に汲み取って、覚さんの言葉に換えて表現しているのだね。
覚さんを作詞者に迎えて大成功。

曲もいい。Julieの作曲。冴えてる~

11曲ある中で、Julie作詞が6曲、作曲も6曲。
いよいよ自分のやりたいようにやり始めたのだねと思う。

11曲目は、「つづくシアワセ」。
CMソングだったが、CMは歌詞を少し変えて「つづく幸せ」と表記されている。
アルバムの中から、ドームで歌われたのはこれだった。
Julieの中に幾つかの変わらぬテーマがあると思うのだが、その一つは「シアワセ」だ。
幸せになりたいと若い頃から素直に言っていた。
何が幸せなのか、どうすれば自分もみんなも幸せになれるのか、いつもJulieは考えているような気がする。

「忘却の天才」のライブへはもちろん行った。
そして、私にとって特筆すべきことは、ライブは楽しい!サイコー!と、初めて感じたことだ。
本当に初めて。なんておくてなの!
とにかく楽しくてたまらなかった。
Julieサイコー!と思いながら、ニコニコと会場を後にしたことを覚えている。
ああ、それなのに、次の年から5年間、広島公演はなかったのだ。

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