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2011年7月17日 (日)

greenboy

2005年のアルバムは、「greenboy」。
CDケースは、何のつながりもなく6Pチーズならぬ10Pチーズ形。
全体的にロックしていてカッコイイアルバムだ。

私は、中でも、「greenboy」という曲にどうしようもなく惹かれる。
Julieが、自分自身をクールな目で見つめている姿が浮かぶのだ。
そこには激しい感情はかけらもなく、淡々と、自分の過去と未来を描いて見せる。
若い頃から、Julieには、どこかここに居ながらここには居ないような不思議な雰囲気が感じられた。
掴みきれない透明なJulieだ。
そういうJulieをこの曲でまた感じた。
私は、切なくて愛しくてたまらなくなるのだ。
Julieに魅せられた人間がここに一人、どうすることもできず身悶えしている。
「greenboy」は、私にとってそういう感じの曲だ。

このアルバムにはもう一つ、驚きの曲がある。
「MENOPAUSE」だ。
最初は戸惑った人が多かったみたいだ。なにせ、更年期の歌だ。
私も50になった頃に心あたりがある。
仕事大好き人間だったのに、やる気が出ないのだ。
自分で驚いたが、きっと、更年期のせいだったと思う。
しかし、女性ならともかく、男性のJulieがこれを歌うところに凄さがある。
しかも自分の体験をもとにしている。
きっと、今までもこれからも居ないのではないかしら。
ロックでメノポーズを歌う人なんて。
Julieは只者ではないと分かる。
自分をどこか俯瞰して見るJulieだから書ける詞だと思う。

そういうJulieは、「Snow Blind」のような切ない愛の歌が書ける人でもある。
Julieの書く詞は、私には謎解きパズルのようだ。
Julieは詞に心を晒してくれているが、私には謎が解けない。
Julieを掴みきれない。
きっとこのまま行くのだろうな。

このアルバムで、Julieは作曲はせず、作詞を5曲している。
「greenboy」「atom power」「Snow Blind」「MENOPAUSE」「君の笑顔が最高」
そこには5人のJulieがいるみたいだ。
♪降り積もるよ君の謎が 愛のように雪のように♪

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