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2011年6月 4日 (土)

JulieⅡ

アルバムの表記の仕方に迷う。

LPのジャケットは「JulieⅡ」、LPの背表紙は「JULIEⅡ」、帯には、「ジュリーⅡ」。
正しくは、ということはないのかな?
それでは、打ち慣れた「Julie」でいくことにしよう。

ところで、1971年は、驚いたことにアルバムが5枚も発売されている。

2月、ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム
7月、ザ・タイガース・フィナーレ
8月、PYG!
11月、FREE WITH PYG
12月、JulieⅡ

ザ・タイガース→PYG→Julieと、たった1年の間に激しく変化した様子がよく分かる。

私が当時買ったのは、「ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム」「PYG!」「JulieⅡ」の3枚だった。

「JulieⅡ」も、当時よく聴いた。
美しい写真付きの歌詞カードを何度眺めたことか。
LPは、歌詞カードが写真集のように豪華なのが素敵だ。
CDではこの豪華さを味わえない。

歌詞カードを眺めながら聴いていて、このストーリーにタイトルを付けるとしたら何がいいだろうと思い始めた。

歌詞カードには、1曲毎に、港1、港2というように、「港」が付いている。
港の第1話プロローグ、港の第2話港の日々、港の第3話船乗りとの出逢いという感じだ。

これは、港に流れてきた少年の出逢いと別れと旅立ちの物語だ。
だから、港は重要な言葉。
そのまま、「港」というタイトルでいいかしら。
「JulieⅡ 港」
ちょっと広すぎる。

では、「JulieⅡ 港と少年」ではどうかな…

これでいこう。って、自分の世界に浸ってますな、私。

少年が港に流れてきたときは、霧深い夜だった。
でも、美しい出逢いと別れを経験した後、少年が港を出て行くときは、朝だ。
そこに希望があるなと思う。

港を舞台に、少年は辛い別れを経験しなければいけなかったけど、そこで少年は、間違いなく、人として一回りも二回りも成長した。
港は、少年を温かく迎え入れ、いろいろなものを与えた。
穏やかな生活、憧れ、友情、愛、絶望、そして旅立ち。
きっと、海に出た少年は、たくましい海の男になって帰ってくるだろう。

Julieはこの時23歳だったけど、少年を歌って全然違和感がない。

「美しい予感」から、「揺れるこころ」「純白の夜明け」「二人の生活」「愛に死す」「許されない愛」「嘆きの人生」「船出の朝」の美しくも激しい流れは、Julieの才能ここに開くという感じがして引き込まれる。

でも、最初の4曲もまたいいのだ。
つまり最初から最後まで全部いいってことだ。

ソロとしてのJulieに大きな期待を込めて作られたアルバム。
それが「JulieⅡ」。
ほんとうに素晴らしい作品だと、今改めて思う。

23歳のJulieの歌の力に、今ひれ伏している。


記事をアップしてから気づいたことがある。
1曲目の始まりの音と、最後の曲の終わりの音が同じだ。
ポンポンポンポンって感じで始まって、終わりもそれだ。
リピートにして何回か繰り返し聴いて、今気付いた。
えっ、今頃気づいて遅すぎ

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