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2011年6月24日 (金)

女たちよ

今日は、Julie誕生日イブ

聴くアルバムは「女たちよ」。

なんとも個性的なアルバムであることよ。
どうしてこういうアルバムを創らなければいけなかったのかと、今思う。
いやなわけではない。
それどころか好きと言いたいくらいだ。
演奏はEXOTICSだし、変わっているところが面白いし。

でも、他のアルバムと比べて、なんだか浮いている。
「MIS CAST」以上に特異なアルバムだと感じる。
1983年のアルバムが、これでなければいけない訳が分からない。
前後のつながりなく、唐突に世に出て、出ただけで終わったという感じがする。
せめて、このアルバムをテーマにしたリサイタルでもしていれば、記憶にあざやかに残るのに。
「A SAINT IN THE NIGHT」のように。
その後、Julieが歌っているのを知らない。
テレビで一度観たくらいだ。
だから、もったいないと思う。

全作詞をしている高橋睦朗という方をよく知らない。
詩人だということ以外は。
詞は難解ではないけれど、歌詞集に書かれていることは難しい。

実はアルバムのタイトルが、あまり好きではない。
女だ男だとくっきり分けて言うのが好みじゃない。
Julieに似合わない。
もっと、性別を超えたタイトルがいい。
「女たちよ」より、「愛の旅人」がいいな。と思っちゃったりする。

今歌ってくれるとしたら、どれがいいかなと思って聴いている。
「エピソード」なんかどうだろう。
「エピソード」から間をおかず、続けて「水をへだてて」へ行くところが好きだ。
それにしても、CDの「水をへだてて」で、「川のむこうに日本の柳」の誤植はひどすぎる。

「エピソード」から始まるB面は、最初から最後まで引きつけられる。
最後の2曲、「ただよう小舟」と「物語の終わりの朝」の歌詞には、さすが詩人とうなる。
言葉遣いが美しい。
情景が美しく儚く浮かび上がる。
それを歌いこなすJulieの歌の力にもひれ伏してしまう。
特に「ただよう小舟」のJulieの歌唱は、力の抜けた歌い方に色気と説得力を感じる。

どっぷり、源氏の世界に引き込まれたが、でも、今のJulieには、この世界は歌いたい世界ではないだろうね。

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