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2011年6月 9日 (木)

いくつかの場面

10枚目に来た。

1975年の「いくつかの場面」。

Julieの声が大人っぽくなったというか、上手くなったというか、艶のある声が前面に大きく聞こえてくる。
それを聴いているだけで心地良い。

このアルバムも写真集のような歌詞カードが素敵だ。
もちろん、LPを持っていて良かったという1枚。
でも、写真は最後の1枚以外全部モノトーンで、Julieも普段着みたいで地味だが、そこがまたいい。

1975年は変化のある年だった。
アルバムの写真と違って、色彩豊かだった。

第1に、結婚をした。
それと、同じころ、「悪魔のようなあいつ」が放映された。良ちゃ~ん
「時の過ぎゆくままに」が「危険なふたり」以上に売れたが、大賞は取れなかった。
フランスで売れたのもこの年。
暮れに事件を起こして新聞沙汰にもなった。

いろんなコトがあって、いろいろ騒がしかったような気がする1975年。

それとは関係なく、「いくつかの場面」は素晴らしいアルバム。
鑑賞していると、いろんなコトは頭に浮かんでこない。
純粋に音楽を楽しめる。

このアルバムは、1975年の終わりに出された。
「時の過ぎゆくままに」のベースは岸部修三と書かれてあるが、後はもうその名はない。
サリーが音楽を止めた年でもある。

そういえば、1曲ごとに、ミュージシャンの名前が明記されている。
そうそうたるメンバーであるらしい。
ちょっとフォークよりかな。

最後11曲目は、アルバムタイトルでもある「いくつかの場面」。
デビューしてまだ10年経っていないけれど、Julieにとっては心に溢れるほどの想いがあったのだね。
涙声がそのまま世に出された。

ドームでも、Julieは感極まりながら歌った。
どれほどの場面がJulieに押し寄せたのだろうか。

今年の正月ライブは、「いくつかの場面」から始まった。
「♪出来るならもう一度 僕の周りに集まってきて やさしく肩たたき合い 抱きしめてほしい」

Julie、いつも万感の想いで歌っている。

これからもいくつもいくつも積み上げられていくJulieの場面が、悲しいものではなく楽しいものであることを祈る。

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